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石田尚志(第18回受賞)が芸術選奨の美術A部門で文部科学大臣賞を受賞

2025.03.05

文化庁は令和6年度(第75回)芸術選奨受賞者を発表し、美術部門Aにおいて第18回受賞の石田尚志さんが芸術選奨文部科学大臣賞に選出されました。

芸術選奨は、昭和25年(1950年)から芸術各分野において優れた業績を挙げた方、又は新生面を開いた方に対して文化庁より選奨される伝統と歴史ある賞です。

演劇、映画、音楽、舞踊、文学、美術A、美術B、メディア芸術、放送、大衆芸能、芸術振興、評論の全12部門(大臣賞・新人賞ともに各部門原則として2名以内)にて実施され、令和6年度は文部科学大臣賞、同新人賞24名の贈賞が決定しました。

<芸術選奨文部科学大臣賞 贈賞理由> 文化庁HPより
身体的な行為の痕跡としてのドローイングで知られる石田尚志氏は、個展「絵と窓の間」において、絵具の層として重ねられていく絵画が、時間の層を内包する存在である意味を、制作過程の映像とキャンパスや壁画で構成するインスタレーションを通し提示した。
また葉山の海に面した光差し込む展示室で会期中手掛けた壁画制作は、窓外の水平線の延長上に展開し、自然空間の時の流れと呼応する絵画への新たな取組ともなった。
絵画と映像、物質とイメージ、空間と光の関係をめぐる40年に及ぶ考察と実践を、展示空間において鮮やかに示した意義は高く評価されるものである。

石田尚志さんのプロフィールや海外研修成果発表の作品はこちらからご覧ください▶