2023.03.02
文化庁は令和4年度(第73回)芸術選奨受賞者を発表し、音楽部門において第16回受賞の園田隆一郎氏が芸術選奨文部科学大臣新人賞に選出されました。
芸術選奨は音楽、美術、演劇映画など芸術11部門において優れた業績を上げた、または新生面を開いた方を推奨し、芸術選奨文部科学大臣賞および同新人賞を贈ることによって芸術活動の推奨と振興に資するもので、文化庁が昭和25年から毎年度実施しています。令和4年度は文部科学大臣賞19名、同新人賞11名(うち1グループを含む)に贈賞されました。
<芸術選奨文部科学大臣新人賞 贈賞理由> 文化庁HPより
園田氏は、声楽から音楽全体を構築していくわざを熟知した、イタリア・オペラが本格的に指揮できる数少ない日本の指揮者である。令和4年には大阪・フェスティバルホールにおけるロッシーニ『泥棒かささぎ』及びびわ湖ホールにおけるヴェルディ『ファルスタッフ』という二つの大作を成功に導き、同時に藤沢市民オペラのヴェルディ『ナブッコ』においても見事な演奏を見せた。イタリア・オペラの伝道師として今後ますますの活躍が期待される。
平成5年度(第44回) | (オペラ) 福井 敬(第4回)* |
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平成15年度(第54回) | (美術) 岡村 桂三郎(第4回) |
平成22年度(第61回) | (美術) 束芋(第13回) |
令和元年度(第70回) | (美術) 宮永愛子(第22回) |
令和4年度(第73回) | (オペラ) 園田 隆一郎(第16回) |
*福井 敬氏は平成26年度(第65回)で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞されています。