No.182 研究課題 / Project
巨樹・巨木調査と「源流資源マップ」作成Survey on giant trees and the creation of Headwaters Resource Map一般研究 General Research |
No.182 |
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代表研究者 Principal Investigator |
中村 文明 Bunmei Nakamura |
所属(採択当時) Affiliation |
多摩川源流研究所 所長 Head of the Tama River Headwaters Institute |
研究内容要約 Research Summary |
巨樹・巨木調査は、地元の長老や猟師から聞き取り調査し、山の地形や特徴を知ることから開始した。聞き取り調査の中で誰しもが牛ノ寝の不思議な地形に触れた。調査の結果、長い平坦な尾根筋が続くとともに尾根の幅が大きく広々とした空間があることが分かった。聞き取り調査に基づいて、鎮守の森、三頭山、松姫・山沢入り、大マトイ・狩場山、牛ノ寝・榧ノ尾、雄滝・カモシカ立ち、フルコンバ・ノーメダワの7つのゾーンごとに実踏調査を実施した。また、自然・歴史・文化などの源流資源調査に関しては、聞き取り調査、文献検索、実踏調査の三方向から実施した。この取組を通して、大菩薩峠が源流古道の視点から見ると、交易・交流の十字路に当たること、甲州裏街道として大きな役割を果たしたこと、小菅村村民が江戸の昔から小金沢・土室という他の流域まで進出し、山の民・森の民として大活躍をしていたことなど新しい物語が生まれた。 巨樹・巨木調査の総本数 251本 小菅村の巨樹(幹周り 5m以上) 1.山沢入りの大トチ 728cm 2.余沢のケヤキ 665cm 3.交番前のトチ 615cm 4.池ノ平の大トチ 555cm 5.鳥小屋沢のシオジ 554cm 6.御鷹神社のケヤキ 530cm 7.小森神社のスギ 530cm 8.大マトイのミズナラ 528cm 9.川入のカツラ 515cm 10.山沢入りのトチ 504cm ※PDFファイルは圧縮して掲載しているため、見にくい場合がございます。元のサイズをご希望の場合は東急財団までメールにてご連絡ください。 |
共同研究者 Collaborators |
石川重人,石坂慎吾,中村真里,北山郁人 |
研究全文 Full Text |
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