Loading...

平成12年度新人賞

吉田 有紀 (よしだ ゆうき)

  • 受賞対象:日本画
  • 研修地:ロンドン
  • 出身地:神奈川県

受賞者プロフィール

プロフィールは受賞時の情報を掲載しております

平成8年多摩美術大学絵画科日本画専攻卒業。
平成10年同大学院美術研究科修了。
現代日本画が閉塞的な状況にあると感じ、新しい発想と自由な表現を見つけ出したいと大学で日本画を専攻。中野嘉之氏に師事。
創作意識の背景には、祖父で小説家・評論家の故今 日出海氏や平成11年に他界した父親で「もの派」の現代美術家・故吉田克朗氏の影響がある。

原宿ギャラリー(平成9年:東京)、渋谷エッグギャラリー(平成10年:東京)で個展を開催。グループ展は、「2人展」(平成9年:渋谷エッグギャラリー)、「絵画出発1997」(平成9年:麻布工芸美術館)、「メチエの未知へ」(平成11年:O美術館)などに参加。また、「フィリップモリス・アートアワード1996」(平成8年:原宿クエストホール)、「関口芸術基金賞」(平成8年、9年、11年:柏市文化フォーラム、平成9年優秀賞)、「第3回昭和シェル現代美術賞」(平成10年:目黒区美術館)、「第3回栴檀会(せんだんかい)」(平成11年:銀座ギャラリー毛利)などに出品。
従来の日本画の表現に留まることなく、岩絵具のもつ新しい表現手段としての可能性を感じ、さまざまな素材と組み合わせて作品を制作している。

作品は、主に顔料、箔で彩色し、画面の上にアクリル樹脂でコーティングするという手法をとることによって、深みのある透き通った光沢感を演出、これまでの絵画表現とは異なる視覚効果を求めている。平面にこだわり、二次元的な表現を通して、鑑賞者が三次元的なイメージを持つ作品を意図して制作してきた。頻繁に表現される楕円形や深い色彩は、夜空を見続けた時に網膜に残る残像や叙情的な風景の中に潜む形態あるいは色彩を簡略化し、宇宙的なイメージを抽象的に表現している。

本財団助成による海外研修

平成12年10月からロンドンを拠点に研修。

海外研修成果発表のご紹介

吉田 有紀 美術新人賞研修帰国記念 日本画

吉田有紀 日本画 -GROOVE LINE-

日時平成18年3月1日(水) ~ 12日(日)
場所アートフロントギャラリー(代官山)

関連情報