平成4年度新人賞

坂本幸重（さかもとゆきしげ）

所属：日展所属
受賞対象：日本画
研修地：フィレンツェ
出身地：熊本県菊池郡

受賞者プロフィール

※プロフィールは受賞時の情報を掲載しております

昭和47年兵庫県立青雲高等学校卒業。
19才の時に東山魁夷の画集を見て強い感銘を受け、日本画を志す。
昭和52年、53年と「第三文明展」に出品し、２年続けて奨励賞を受賞。
その縁で、藤島博文氏に師事する。
昭和55年に「日春展」および「日展」に出品し、いずれも入選。以後、毎年出品を重ね、現在までに７回入選している。昭和55年より川崎春彦氏に師事、現在に至る。
昭和59年より東急百貨店日本橋店におけるグループ展「(とう)」に出品、昭和61年、62年には同店においてグループ展「兆」を開催。平成３年の同グループ展「七ツ星」にも出品している。

本財団助成による海外研修

平成５年３月からイタリア・フィレンツェで研修。

これまでの主な受賞歴

1991	第26回日春展　奨励賞
1991	第11回山種美術館賞展　大賞受賞

海外研修成果発表のご紹介

坂本幸重　美術新人賞研修帰国記念　個展

世界に飛び出せ！
川崎春彦

坂本君は感性がよい。技術力も構成力も抜群である。一つ欲をいえば、これからは、大きく物を把握する訓練だろうか、絵の中で何を叫びたいのか、何をその絵の中に封じこめたいのか、絵を見た瞬間に訴えてくるものがなければいけない。むずかしいことだが気をこめて描けば出来る筈である。小さな群れから抜け出し、世界に通用する画家になってほしい。それには、もっと絵を描きまくることだ。　わかったか！
（坂本君の個展に寄せて）