平成5年度新人賞
※プロフィールは受賞時の情報を掲載しております
昭和59年大阪芸術大学演奏学科声楽専攻卒業。卒業時に演奏学科長賞を受賞。
畑中良輔、クラウス・オッカーの両氏に師事。
卒業後は、関西を中心にして「魔笛」のパパゲーノ、弁者、「フィガロの結婚」の伯爵などで出演するかたわら、ベートーヴェン「交響曲第9番」、ヘンデル「メサイア」などのソリストとしても活躍。
平成2年には、旧西ドイツ・ニュルンベルクCNJMホールにおいて、バッハ、シューマン、日本歌曲を演奏。翌年、ベルリン・コーミッシェ・オーパーにおいて文楽オペラに出演している。
平成4年10月に第61回日本音楽コンクール声楽部門第1位および増沢賞、木下賞、福沢賞、松下賞を受賞し、一躍全国的に脚光を浴びるに至った。
平成6年3月から、ドイツ・ケルンで研修。
1991 | 第22回イタリア声楽コンコルソ 金賞 |
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1992 | 第9回新波の会日本歌曲コンクール 第1位および四家文子賞 |
1990年ドイツ・ニュルンベルクCVJMホールにて、日本歌曲、ドイツリート等を演奏し好評を博す。翌年、ベルリン・コーミッシェオーパーにおいて文楽オペラに出演。93年にはヘルムート・リリンクの指揮で「ヨハネ受難曲」のイエス役、バッハゾリステン来日公演にてヘルムート・ヴィンシャーマン指揮「マタイ受難曲」のイエス役を務め、いずれも好評を博した。94年2月の東京・大阪リサイタルでは〝稀にみる逸材"〝力に満ちた美声の大器"と各紙から絶賛された。95年には、ドイツ・ハーゲン歌劇場公演ヴェルディ「トロヴァトーレ」にルーナ伯爵役で出演し大成功を収める。そのほか多数のオペラ、演奏会に出演し着実にそのレパートリーを拡げ、次代を担う歌手として確実な成長を続けている。
日時 | 平成8年10月20日(日) |
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開演 | 16:00 |
場所 | 王子ホール |
主催 | 財団法人 五島記念文化財団 梶本音楽事務所 |
ピアノ | 足立桃子 |
ソプラノ | 片岡啓子 |
L.v.ベートーヴェン | アデライーデ 寂しさの喜び(ゲーテの詩による3つの歌) 接吻 |
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C.G.レーヴェ | 詩人トム 魔王 |
H.ヴォルフ | 「メーリケ歌曲集」より 古い絵に(古画に寄せて) 隠棲 鼓手 別れ |
R.ワーグナー | 歌劇「タンホイザー」より この高貴な集いを見渡せば 私が山から谷へ下りてくるといつもの場所で 祈りを捧げている彼女に出会う 夕星の歌 |
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G.ヴェルディ | 歌劇「イル・トロヴァトーレ」より 穏やかな夜(レオノーラ) 君が微笑み(ルーナ伯爵) 私の願いを聞いてください~おお、このよろこびよ(レオノーラ、ルーナ伯爵) |