平成10年度新人賞
※プロフィールは受賞時の情報を掲載しております
昭和62年国立音楽大学声楽科卒業。
平成10年東京芸術大学大学院音楽研究科修了。
平成9年二期会オペラスタジオ第40期修了。修了時に最優秀賞並びに川崎静子賞受賞。
高橋大海、布施隆治、岩淵嘉瑩の諸氏に師事。
オペラでは芸大定期「皇帝ティートの慈悲」のプブリオをはじめ、東京室内歌劇場公演・ペーリ「エウリディーチェ」のカロンテ、同公演・ブリテン「カーリューリヴァー」の修道院長、そのほかの公演でもヴェルディやプッチーニのいくつかのオペラにおいて主要な役で出演している。平成10年3月には東フィル・オペラ・コンチェルタンテ・シリーズ「イェヌーファ」の村長で出演。
宗教曲のソリストとしても芸大定期公演ロッシーニ「荘厳ミサ曲」をはじめ、ベートーヴェン「交響曲第9番」、モーツァルト「レクイエム」、ヘンデル「メサイア」などに出演している。
バッソ・カンタンテの声質で、イタリアオペラを得意としているが、音域の広さと表現力の幅の広さを活かして、オペラセリアとブッファを問わず、また、ロシアそのほかの国のオペラにも近年は積極的に取り組み、巧みに歌い分けるようになっている。
平成10年12月から、イタリア・ミラノで研修。
1997 | 第66回日本音楽コンクール 第3位(1位なし) |
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1997 | 第3回藤沢オペラコンクール 入賞 |
1997 | 第8回奏楽堂日本歌曲コンクール 入選 |
イタリア・オルヴィエート市のテアトロ・マンチネッリにてモーツァルト「フィガロの結婚」にタイトルロールで出演したのをはじめ、在伊中に多数のオペラに出演。また、ワーグナー縁の地として知られるラヴェッロ市でのリサイタルや、ピエモンテ州オヴァーダ市でのリサイタル、ラ・スペツィア市でのジョイント・リサイタルなどでも好評を博した。イタリア・オペラはもちろんのこと、ドイツリートやロシアのオペラ、日本の歌曲においても、的確な解釈と緻密な表現力、ディクションの技術などが、常に高い評価を得ており、オペラにおいてはシリアスな役とコミカルな役を問わず、キャラクターに応じた多彩な役作りを身上としている。2001年ヴェルディ「リゴレット」のスパラフチーレ、プッチーニ「トゥーランドット」のティムール、二期会公演ヴェルディ「ファルスタッフ」のピストーラで出演。02年もワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、R.シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」、ドニゼッティ「ランメルモールのルチア」などへの出演が予定されている。
日時 | 平成14年3月23日(土) |
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開演 | 16:00 |
場所 | 津田ホール |
主催 | 財団法人 五島記念文化財団 |
マネジメント | 二期会 |
ピアノ | 山口 佳代 |
賛助出演 | 菊池 美奈(ソプラノ) 清水 良一(バリトン) 新保 堯司(バス) |
G.ヘンデル | かつて木陰は |
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C.W.グルック | ああ、私の甘美な熱情が |
J.P.マルティーニ | 愛の喜びは |
F.P.トスティ | 四月 |
P.チマーラ | 郷愁 |
S.ガスタルドン | 禁じられた音楽 |
V.ベッリーニ | 歌劇「清教徒」第2幕から二重唱 『恋仇は君を救わねばならない』 ~『ラッパを鳴らせ』 ジョルジョ:若林 勉 リッカルド:清水 良一 |
W.A.モーツァルト | 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」第2幕より 『おい道化』~『窓辺においでよ』 『食事の用意はできた』 ドン・ジョヴァンニ:若林 勉 ドンナ・エルヴィーラ:菊池 美奈 レポレッロ:清水 良一 騎士長:新保 堯司 |
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