平成8年度新人賞
※プロフィールは受賞時の情報を掲載しております
東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。在学中に安宅賞受賞。同大学院音楽研究科独唱専攻修士課程修了。
戸田敏子、児島百代両氏に師事。
これまではリートのソロリサイタルや、バッハ、ヘンデル、モーツァルトなどの宗教音楽やオラトリオのソリストとしての活躍が目立ったが、オペラの分野にも積極的で、モーツァルトの「魔笛」(昭和63年:横浜シティオペラ、神奈川県民ホール)、「フィガロの結婚」(平成元年:東京芸大、メルパルクホール)、「魔笛」(平成7年:モーツァルト劇場、パナソニック・グローブ座)などに出演。平成7年11月には、藤沢市民会館で行われた、ニコライ「ウィンザーの陽気な女房たち」のライヒ夫人を演じ好評を博した。
音楽の基礎とテクニックの確かさに加え、落ち着いた雰囲気の中に、深々とした豊かな表現力のある声質を持ち、今後の精進により大いなる成長が期待されている。
平成8年12月から、ドイツ・ベルリンでオペラの歌唱表現方法などを学ぶ。
1990 | 第59回日本音楽コンクール 入選 |
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1991 | 第3回日本声楽コンクール 第1位および田中路子賞 |
1992 | 第1回藤沢オペラコンクール 奨励賞 |
1994 | 第63回日本音楽コンクール 第1位および増沢賞、木下賞 |
1995年、モーツァルト劇場の「魔笛」、藤沢市民オペラ「ウィンザーの陽気な女房たち」のライヒ夫人を演じ好評を博す。96年には第167回毎日ソリステンにおいて歌曲リサイタルを開催。98年、東フィル定期「ヨハネ受難曲」に出演。同年、ヤングプラハ音楽祭に招かれ、プラハでコンサートに出演する。2000年には、ホノルルシンフォニー100周年記念コンサート、バッハ「ロ短調ミサ」に出演し、6月には新国立劇場小劇場オペラシリーズ「オルフェオとエウリディーチェ」にオルフェオ役で出演し好評を博す。10月には新国立劇場「魔笛」に侍女Ⅲ役で出演する。その他、バッハ「マタイ受難曲」「クリスマス・オラトリオ」やカンタータ、ヴェルディ「レクイエム」、ベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」「第九」、マーラー「復活」など、他数多くのコンサートで活躍している。
日時 | 平成12年11月21日(火) |
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開演 | 19:00 |
場所 | 東京文化会館小ホール |
主催 | 財団法人 五島記念文化財団 |
ピアノ | 小坂 圭太 |
R.シューマン | 「ミルテの花」op.25より 第1曲『献呈』 第7曲『はすの花』 「リーダークライス」op.39より 第3曲『森の対話』 「私のばら」op.90-2 「ばらさん、ばらさん」op.89-6 |
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R.ワーグナー | 「ヴェーゼンドンクによる五つの歌」 天使 止まれ 温室で 苦悩 夢 |
G.F.ヘンデル | 歌劇「リナルド」第一幕より 『いとしい妻よ』 |
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H.デュパルク | 旅への誘い 悲しき歌 吐息 フィディレ |
J.マスネ | 歌劇「ウェルテル」第三幕より 『ウェルテル!ウェルテル・・・(手紙の歌)』 『涙の流れるままに』 |