平成24年度新人賞
※プロフィールは受賞時の情報を掲載しております
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修士課程オペラ科修了。熊谷美子、熊谷公博、秋友純子、林康子、ジャンニコラ・ピリウッチ、川上洋司の各氏に師事。二期会会員。
大学院在学中、東京藝術大学大学院オペラ科定期演奏会、プッチーニ作曲、歌劇『ラ・ボエーム』ムゼッタ役にてオペラデビュー。修士課程修了演奏会では、ヴェルディ作曲、歌劇『アイーダ』でタイトルロールを務める。2008年11月には、<香川県県民ホール開館20周年記念事業オペラ>プッチーニ作曲、歌劇『蝶々夫人』では、全国オーディションで蝶々さん役に抜擢され、林康子氏とのダブルキャストを務め、プロデビューを果たし、成功を収める。この他オペラでは、ヴェルディ作曲、歌劇『マクベス』に侍女役で出演し、林康子氏と共演。プッチーニ作曲、歌劇『トゥーランドット』のタイトルロールで出演。神奈川フィルハーモニーや九州交響楽団と共演し、当たり役の一つとして高い評価を得る。2012年2月には、二期会創立60周年記念公演東京二期会オペラ劇場、ヴェルディ作曲、歌劇『ナブッコ』のアビガイッレ役で出演。さらに、オペラハイライトを含めたコンサートでも活躍、林康子氏との共演も多数。また、宗教曲においても、ヴェルディ作曲『レクイエム』のソプラノソロを歌い、絶賛される。
豊かな音楽性を兼ね備え、トゥーランドット役をはじめ、ドラマティックな役を歌える稀な声質であるとして世界でも評価を得ており、今後ますますの活躍が期待されている。
文化庁新進芸術家海外留学派遣研修修了後、2013年3月からジェノバにて、発声技術のさらなる向上と安定を目指し研鑚を積む。
2010 | Giglio e Lirica Festival Estivo オーディション合格 |
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2010 | 第26回イズマエーレ・ヴォルトリーニ国際声楽コンクール 特別賞 |
2011 | 第46回日伊声楽コンコルソ 第1位および歌曲賞 |
五島文化財団奨学生としてイタリア・ジェノバを研修地に選び2013年より研修を開始し、イタリアで誕生したオペラを実際にその国で生活しながら勉強できるという大変恵まれた環境で研修をすることができました。研修終了後の現在もイタリアを拠点に活動をしています。
私が研修をするにあたり、厳しく根気よく教えて下さったのは、テノールのオッタービオ・ガラヴェンタ先生でした。正しい発声、ベル・カントを教えていただきました。コンサートに呼んで下さり何度も一緒に歌わせていただき、貴重な経験をさせていただきました。
あれから5年の月日が経ちましたが、この研修で一番重点を置いていた発声は今ではしっかり確立できたと自信を持って言うことができます。この基礎のお陰でフォルテもピアノも同じエネルギーで歌えるようになり、オペラのレパートリーの幅も広がり、イタリアやスペインの歌劇場等で様々な経験をさせていただいています。
ベル・カントからヴェリズモまで歌えるようになったことをこの研修成果発表リサイタルで披露したいと思っております。
岡田昌子
日時 | 2019年12月13日(金) |
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開演 | 19時 |
場所 | 紀尾井ホール |
ピアノ | 村上尊志 |
主催 | 公益財団法人東急財団 |
後援 | 公益財団法人東京二期会 |
制作 | 株式会社二期会21 |
入場料 | 全席指定 4,500円 / 学生:2,500円 |
チケット | 二期会チケットセンター 03-3796-1831 紀尾井ホールウェブチケット 紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061 |
* 出演者、曲目は都合により変更になる場合があります。
* 就学前のお子様のご入場はご遠慮ください。