平成6年度新人賞
※プロフィールは受賞時の情報を掲載しております
平成5年国立音楽大学大学院音楽研究科声楽専攻オペラコース修了。
幼少より母・是安富美氏から声楽のレッスンを受け、大学入学後は田島好一、佐藤征一郎の両氏に師事している。
平成4年に国立音大の学内オペラ「コシ・ファン・トゥッテ」でドン・アルフォンソを演じ、平成5年には同オペラの「フィガロの結婚」でフィガロを演じた。同年、TAMAライフ21主催の「魔笛」ではパパゲーノを演じている。
コンサートでも、平成6年1月、国立音大・音楽教育科主催の「カルミナ・ブラーナ」でソロを受持っている。平成5年10月開催の第62回日本音楽コンクール声楽の部で第3位に入賞し、一躍脚光を浴びるに至った。
恵まれた身体と美声により今後の成長が期待されている。
平成6年6月から、イタリア・ミラノで研修。
1994年、ミラノで演奏会形式の「蝶々夫人」のボンゾ、「椿姫」のグランヴィル、「アイーダ」のエジプト国王、「仮面舞踏会」のサムエル、「ラ・ボエーム」のコッリーネ、「フィガロの結婚」のバルトロに出演。95年にはチェコのプラハで第4回国際音楽祭に招かれ、モーツァルト「レクイエム」にソロで出演し好評を博す。その後も、オーストリア各地でコンサートや音楽祭などに出演し、新国立劇場開場記念公演「アイーダ」のエジプト国王でデビュー。藤原歌劇団には、98年「愛の妙薬」のドゥルカマーラを経て「セビリアの理髪師」バルトロで本公演デビュー。続いて「椿姫」のドゥフォール、「仮面舞踏会」のサムエル、「ルチア」のライモンドで好評を博し、11月には新国立劇場「エウゲニ・オネーギン」のザレッキー、来年2月には藤原歌劇団「マクベス」のバンクォーでの出演が決まっており、今後の活躍がますます期待されている。
日時 | 平成12年7月2日(日) |
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開演 | 14:00 |
場所 | 紀尾井ホール |
主催 | 財団法人 五島記念文化財団 |
賛助出演 | 高橋薫子(ソプラノ) |
ピアノ | 是安亨 |
A.ヴィヴァルディ | 流れ落ちる涙 |
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作曲者不祥 | もし私に魂が与えられたら |
C.ピエトラグルア | キジバト |
G.ヘンデル | 緑の草原 |
A.カルダーラ | たとえつれなくとも |
C.ローサ | 君のそばに |
W.A.モーツァルト | 歌劇「フィガロの結婚」より 『復讐だ』 |
G.ロッシーニ | 歌劇「絹のはしご」より 『私はあなたのやさしい心を知っているわ』 |
C.グノー | トビーの追憶 夜の賛歌 マルゲリータ ノエル |
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G.ロッシーニ | 最後の思い出 なにも言わずに |
V.ベッリーニ | 歌劇「夢遊病の女」より 『ああ、再び見るなつかしい眺め』 |
G.ドニゼッティ | 歌劇「愛の妙薬」より 『何という愛の深さ』 |