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平成7年度新人賞

上原 正敏 (うえはら まさとし)

  • 所属:二期会会員
  • 受賞対象:テノール
  • 研修地:ミラノ
  • 出身地:長野県諏訪市

受賞者プロフィール

プロフィールは受賞時の情報を掲載しております

昭和62年国立音楽大学大学院音楽研究科声楽専攻オペラコース修了。
二期会オペラスタジオ第30期修了。
中村 健、畑 和子の両氏に師事。
オペラスタジオ在籍中の昭和61年度文化庁国内研修員に指名されている。
平成4年4月に私費でイタリアに留学しミラノ音楽院で研修。往年の名歌手G.プランデルリ氏をはじめ、A.カンビ、F.アルバネーゼ、D.マッツォーラ、V.ボローニの諸氏に師事。この間、オーディション、コンサートに積極的に参加する。

平成5年ボローニャ歌劇場の東京地区オーディションに合格し、平成6年同歌劇場でのヴェルディ作曲「十字軍のロンバルディア人」の公開ゲネプロでアルヴィーノを演じた。
平成7年1月から2月にかけて同歌劇場で開催されたヴェルディ作曲「マクベス」でマルコムを演じる。また、演出家・指揮者のグスタフ・クーン氏の知己を得、平成6年12月より同氏主宰のアカデミア・モンテグリドルフォの一員となりレッスンを受けている。

本財団助成による海外研修

私費留学に引き続きイタリア・ミラノで研修を続ける。

これまでの主な受賞歴

1993パドヴァ国際コンクール 第2位
1993パヴィア国際コンクール 第3位
1993サンバルトロメオ国際コンクール 第1位および金のオーク賞

海外研修成果発表のご紹介

上原 正敏 オペラ新人賞研修帰国記念

リリコ・レッジェーロ・テノール・リサイタル

1996年、京都オペラ声楽コンクール第1位、ハンガリー・ブタペスト国際コンクール第1位を受賞。この受賞は大きな転機となり、その後アレーナ・ディ・ヴェローナ、ハンガリー国立劇場、ボローニャ・アレーナ・デル・ソーレ劇場、フィナーレ・エミーリア劇場、ドイツ・オルデンブルグ歌劇場などにおいて「ファルスタッフ」、「ラ・ボエーム」、「ドン・パスクアーレ」、「夢遊病の女」、「リゴレット」、「ナブッコ」、「仮面舞踏会」、「メリーウィドウ」、「愛の妙薬」など多数のオペラで活躍する。ソリストとしても、ニューヨーク・カーネギーホール、ミュンヘン・コンサートホール、ブラジル・サンパウロオペラ劇場、ミラノコンセルバトーリオ・ヴェルディホールなどにおいて、バイエルン放送管弦楽団、ミラノ・ヴェルディオーケストラ、パルマ・トスカニーニオーケストラなど多数のオーケストラと共演コンサートを行う。国内でも、95年にサントリーホール公演グスタフ・クーン指揮「リゴレット」でマントゥバ公爵役でレナード・ブルゾンと歌い絶賛され、96年「6テノールコンサート」に唯一の日本人として出演する。

日時平成14年4月1日(月)
開演19:00
場所紀尾井ホール
主催財団法人 五島記念文化財団
ピアノフランコ・マッサーロ

プログラム第1部

G.サルティ愛しい人から遠く離れて
A.スカルラッティ
E.P.トスティ四月
もう 愛さない
最後の唄
V.ベッリーニ回想
G.ドニゼッティ歌劇「愛の妙薬」より
『人知れぬ涙』

プログラム第2部

F.リスト「ペトラルカの三つのソネット」
心に平安を見つけられず
讃えようあの日を
私は地上で見た
P.チマーラ海辺の情景
雪が降ります
海のストルネッロ
G.プッチーニ約束は偽りだった
愛と太陽
G.ドニゼッティ歌劇「アルバ公爵」より
『美しき天使のような君』

関連情報