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平成7年度新人賞

柴山 昌宣 (しばやま まさのぶ)

  • 所属:昭和音楽大学重唱研究員、藤原歌劇団準団員
  • 受賞対象:バリトン
  • 研修地:ミラノ
  • 出身地:東京都

受賞者プロフィール

プロフィールは受賞時の情報を掲載しております

平成元年国立音楽大学大学院音楽研究科声楽専攻修了。
在学中は、岩淵嘉瑩、長井則文、砂川 稔の各氏に師事。
大学院在学中に、日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第8期生を修了。

平成2年にサルディニア島カリアーリ・オペラハウスでロッシーニ「婚約手形」のスルックでイタリアオペラ界にデビュー。
平成3年に日本オペラ協会の「天守物語」で山隅九平を、藤原歌劇団公演「夢遊病の女」でアレッシオを、東京室内歌劇場の「人買太郎兵衛」で太郎兵衛を演じた。
平成4年より1年間私費でイタリアに留学。ミラノ音楽院でマリア・ミネット女史に師事し、ベルガモ歌劇場でロッシーニ「ブルスキーノ氏」のブルスキーノⅠ世を演じる。帰国後、平成6年度の文化庁国内研修員に指名された。
平成7年7月に藤原歌劇団のグノー「ファウスト」のワグネルを、また、9月同歌劇団のドニゼッティ「愛の妙薬」ではベルコーレ軍曹を演じる。

声質は明るいバリトンで、オペラ出演のほか、モーツァルトの「レクイエム」、ヘンデルの「メサイア」などの宗教曲のソリストとしても活躍。

本財団助成による海外研修

平成8年3月から、イタリア・ミラノで研修。

海外研修成果発表のご紹介

柴山 昌宣 オペラ新人賞研修帰国記念 バリトン・リサイタル

1987年国立音楽大学大学院オペラ公演「フィガロの結婚」のフィガロでオペラ・デビュー。90年には、カリアリ歌劇場シーズン開幕オペラ、ロッシーニ「婚約手形」のスルックでイタリア・デビュー。以降、国内外で数多くのオペラに出演する。2001年には、日本オペラ協会「くさびら」山伏、「キジムナー時を翔ける」本多を熱演する。”貫通力のある声の痛快さ”などの高い評価を得ると共に、自然な演技力でも好評を博す。コンサート・ソリストとしても、モーツァルトやフォーレの「レクイエム」、「マタイ受難曲」、「ヨハネ受難曲」、「第九」、「メサイヤ」などの宗教曲や各種コンサートで活躍。本年はオペラ・デビュー15周年の記念の年となり、4月には新国立劇場小劇場オペラ・シリーズ「シャーロック・ホームズの事件簿/告白」のコラム教授で大成功を収める。9月には同シリーズ「なりゆき泥棒」ドン・パルメニオーネに出演。今後も、コンサートの他、多くのオペラに出演が予定され、更なる飛躍を期している。

日時平成14年9月18日(水)
開演19:00
場所紀尾井ホール
主催財団法人 五島記念文化財団
ピアノ栗原 正和

プログラム第1部

A.チェスティ歌劇「オロンテーア」より
『愛する人のまわりに』
G.カリッシミ泣けよ そよ風
F.ドゥランテ愛に満ちた処女
F.J.ハイドン歌劇「アチデとガラテア」より
『美しい目もとを拭い』
W.A.モーツァルト歌劇「フィガロの結婚」より
『もう飛ぶまいぞ、この蝶々』
『準備はできた―目を大きく開いて』

プログラム第2部

G.ロッシーニ最後の思い出
何も言わずに嘆くでしょう
残酷な美しさ
歌劇「絹のはしご」より
『恋よやさしく』
G.ドニゼッティ歌劇「リータ」より
『理想の我が家』

歌劇「ロベルト・デヴリュー」より
『昨日も静かな日だったが』

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