平成12年度新人賞
※プロフィールは受賞時の情報を掲載しております
東京芸術大学声楽科卒業。在学中に安宅賞受賞。同大学院音楽研究科修了。
文化庁オペラ研修所第10期生修了。修了後、ミラノのヴェルディ国立音楽院で2年間研鑽。さらに、ミュンヘン国立音楽大学大学院に学ぶ。
現在、リヒャルト・シュトラウス国立音楽院大学院在籍中。
平成9年に日韓交流オペラ「リゴレット」のジルダを演じ好評を博す。
平成10年には、ハンブルクで開催されたプラシド・ドミンゴ・世界オペラコンテストで優勝しドミンゴ氏から絶賛され、同氏が芸術監督を務めるワシントン・オペラ劇場で「後宮からの逃走」のブロンデで海外デビュー。
そのほか、リヒャルト・シュトラウス生誕地の音楽祭でリートのリサイタルをはじめ、ミサ曲などのソリストとして、ブタペスト国立歌劇場やドイツ各地で活躍している。
平成12年8月に二期会主催の「真夏の夜の夢」のタイタニア、また、平成13年2月「こうもり」のアデーレで出演。海外でも、平成12年10月にワシントン・オペラ劇場でワーグナー「パルジファル」の花の娘でドミンゴ氏と共演。
平成12年9月から、ミュンヘンを拠点に研修。
1995 | 第26回日本イタリア声楽コンコルソ 優勝・ミラノ大賞 |
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1996 | 第65回日本音楽コンクール 第2位および木下賞 |
1997 | モーツァルトコンクール 第1位 |
1998 | カマイオーレ国際コンクールオペラの部・歌曲の部 各第1位 |
1998 | プラシド・ドミンゴ・世界オペラコンテストソプラノ部門 優勝 |
1998年プラシド・ドミンゴ世界オペラコンテストをはじめ、バッハの最優秀歌唱賞など国際コンクールで12の賞を受賞。特に、プラシド・ドミンゴに認められ、ワシントン・オペラ「後宮からの逃走」のブロンデでアメリカデビューを果たす。翌年には、「リゴレット」のジルダを務め、「パルジファル」ではドミンゴと共演。2001年には、「ホフマン物語」のオリンピアにスミ・ジョーとダブルキャストで抜擢され、ワシントン・ポスト紙、ウォール・ストリート・ジャーナル紙に絶賛される。古典から現代曲まで幅広いレパートリーを持ち、日本のオーケストラの定期演奏会や、イタリア、ドイツ各地、ブタペスト国立歌劇場などの音楽祭に招かれソリストを務めるなどその活躍は広く、02年には「ワールドカップ記念3大テノール特別コンサート」にゲスト出演。本年1月に、ケント・ナガノ指揮ロサンジェルス・オペラ「ウェルテル」に出演。2月には小澤征爾指揮「水戸室内管弦楽団定期演奏会にソリストとして出演。5月にはカーネギーホールで「リサイタル」、9月にはワシントン・オペラ・オープニング公演「こうもり」のアデーレを演じ、今後はウィーン国立歌劇場へのデビューも決まっている。しなやかなコロラトゥーラ・ソプラノの声と完璧な発声で聴衆を魅了し、華のあるソプラノとして、まさしく日本を代表する国際的なソプラノ歌手として注目されている。
日時 | 平成15年10月22日(水) |
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開演 | 19:00 |
場所 | 紀尾井ホール |
主催 | 財団法人 五島記念文化財団 |
ピアノ | 山岸 茂人 |
H.パーセル | 歌劇「妖精の女王」より 『聞け!勝利の歌に大気が響き渡るのを』 歌劇「アーサー王」より 『この上なく美しい島』 歌劇「ダイドーとイニーアス」より 『私が土の中に横たえられるとき』 |
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G.F.ヘンデル | 歌劇「ロデリンダ」より 『私の愛する人よ』 歌劇「リナルド」より 『涙の流れるままに』 歌劇「エジプトのジューリオ・チェーザレ」より 『つらい運命に涙はあふれ』~『嵐の海で難破した小船は』 |
G.フォーレ | リディア |
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E.ショソン | 蜂すずめ |
E.W.コルンゴルト | 私にとってあなたは |
D.ミョー | 「ロンサールの歌」より 『神様保って下さい』 |
J.オッフェンバック | 歌劇「ホフマン物語」より 『小鳥はあかしでの木に止まって』 |
J.シュトラウス | オペレッタ「こうもり」より 『私の侯爵様』~『田舎娘に扮するときは』 |