平成23年度新人賞
※プロフィールは受賞時の情報を掲載しております
玉川大学文学部芸術学部卒業。同大学芸術学部副主勤務を経て2005年渡伊。イタリア国立ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院ピアノ科ディプロマ取得、その後同大学院コレペティトゥア科を日本人ピアニストとして初めて修了する。
これまでにピアノを官川(旧・武田)奈々子、岡野哲也,Attilio Martignoni各氏に、またコレペティトゥアをUmberto Finazzi、Vincenzo Taramelli の各氏に師事。
現在、ボローニャ市立歌劇場付属オペラ研修所コレペティトゥアコースに所属。
研修所では、ボローニャ歌劇場に出演する歌手のサポートをするとともに、Bruno Bartoletti(指揮)やRenato Palumbo(指揮)、またFranscisco Araiza(テノール)やSonia Ganassi(メゾソプラノ)他 などの著名な演奏家のマスタークラスにおいてコレペティトゥアを務め厚い信頼と評価を得ている。
主なコレペティトゥアとしての活動は、平成19年『劇場の不都合・好都合』、平成20年、フェスティバル “シルヴィオ・ヴァルヴァーゾ”にて『ブルスキーノ氏』、平成21年、ヴェルディ音楽院200周年記念オペラ企画『小さな煙突掃除屋さん』、さらに平成21・22年、ボローニャ歌劇場シーズン公演では『サロメ』、『イドメネオ』、『愛の妙薬』、『カルメン』、また同歌劇場夏期公演『奥様女中』、『リヴィエッタとトラコッロ』、『ポン・ダピ』、『ミスターシェフレリィ』 にてアシスタントを務める。
ボローニャ市立歌劇場付属オペラ研修所修了後、本年7月より拠点をドイツに移し、ドレスデン国立歌劇場(Semperoper)にて研修の予定。ドイツオペラの様々な様式や演奏解釈法習得を目指す。
2009 | イタリア国立ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院内 歌曲コンクール入賞 |
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2010 | アブルッツォ・プロジェクト オーディション 1位通過 |
五島記念文化賞オペラ新人賞受賞に際し、私が研修先とさせていただいたのは、それまで所属していたイタリアの歌劇場ではなく、ドイツを代表する歌劇場のひとつであるドレスデン国立歌劇場でした。
コレペティトゥアとして、レパートリー制で運営される歌劇場で幅広いレパートリーを身に着け、特にドイツ・オペラにおける発語法や演奏解釈を追求し、実践的な経験を積めることがこの決断の大きな要因でした。
日々、異なったオペラを、一流の演奏家達と創り上げる。ウェーバーやワーグナー、R・シュトラウスと縁深いドレスデンでは、活きた本場の知識や奏法を具体的に学ぶ事が出来ました。
この度は、その研修成果をリサイタルという形で発表をさせていただきます。日本を代表する声楽家の皆さんにご出演いただき、前半はリハーサル形式で、コレペティトゥアの仕事についてトークを交えてお届けします。後半は、ドイツ・オペラの様々なシーンを私の伴奏で演奏会としてお楽しみいただきます。
岩渕慶子
日時 | 2020年1月12日(日) |
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開演 | 14時 |
場所 | ハクジュホール |
コレペティトゥア/ピアノ | 岩渕慶子 |
助演 | 宮地江奈(ソプラノ) 鷲尾麻衣(ソプラノ) 藤井麻美(メゾ・ソプラノ) 青山貴(バリトン) |
主催 | 公益財団法人東急財団 |
入場料 | 全席指定:4,000円 学生:2,000円 |
チケット | ビーフラット・ミュージックプロデュース 03-6908‐8977 |
* 出演者、演奏曲は変更になる場合がございます。
* 未就学のお子様のご入場はご遠慮ください。