平成14年度新人賞
※プロフィールは受賞時の情報を掲載しております
平成元年武蔵野美術大学大学院日本画コース修了。
滝沢具幸氏に師事。平成13年6月より、文化庁芸術インターンシップ研修員として墨絵の実技研修を行い、「日本美術の独自性を生かした表現」をテーマに制作に励んでいる。
時間というものを、日々の生活の中で最も不思議なものとしてとらえ、特に花など生物の生命と時間と空間をテーマに、伝統的な日本美術(古い大和絵、絵巻、水墨画など)の持つデザイン性、工芸性を取り入れ、現代の美術としての再生に取り組んでいる。
屏風が絵画であり、工芸であり、インスタレーションでもあり、襖絵は絵画であり、建築の一部であるように、空間を演出する総合芸術の性格を生かすような絵画の制作を目指している。
個展は、銀座スルガ台画廊(平成4年、9年)、CTIウインドゥギャラリー(平成8年:東京・日本橋)で開催。グループ展は、「春季創画展」「創画展」に昭和62年よりほぼ毎年出品。また、「起・点」(平成元年:有楽町マリオン朝日ギャラリー、同3年:麻布美術工芸館)、「日本画新世代8人展」(平成7年:銀座ギャラリー毛利)、「第2回栴檀会(せんだんかい)」(平成10年:銀座ギャラリー毛利)、「橋の会」(平成11年より毎年:日本橋・高島屋)、「新世紀をひらく美」(平成13年:東京、横浜、大阪、京都・高島屋)などに出品。平成14年11月に銀座ギャラリー毛利で個展を開催。
平成15年1月よりルネッサンス以前の西洋美術の原点に接し、文化、宗教の違いの中で絵画の本質的な部分を見つけ出し、さまざまなインスピレーションを感じ取るため、イタリア・フィレンツェで研修。
1987 | 第23回神奈川県美術展 特選 |
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2000 | 第26回春季創画展 春季展賞 |
五島記念文化賞美術新人賞の研修地に、イタリアのフィレンツェを希望しました。
ルネッサンスまでの絵画表現の中には東洋絵画との共通点が多く見られるので、そこに平面による表現の可能性や、それらの作品自体が持つ力を感じることが目的でした。イタリアの芸術、そして町や人から受けた影響をこれからの創作活動に活かして、自分の表現を確立していきたいと思います。
開催日時 | 平成18年6月30日(金)~ 7月9日(日) |
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開廊時間 | 10:00 ~ 19:30 |
休廊日 | 会期中無休 |
場所 | Bunkamura Gallery Bunkamura 1F メインロビーフロア |
住所 | 〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 1F |
電話 | 03-3477-9174(直通) |
入場料 | 無料 |
ホームページ | http://www.bunkamura.co.jp/ |
主催 | 財団法人 五島記念文化財団 |
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協賛 | アリタリア航空 ノアックス株式会社 |
協力 | 株式会社 数寄和 |