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平成5年度新人賞

福井 敬 (ふくい けい)

  • 所属:二期会会員
  • 受賞対象:テノール
  • 研修地:ミラノ
  • 出身地:岩手県水沢市

受賞者プロフィール

プロフィールは受賞時の情報を掲載しております

昭和60年国立音楽大学声楽科卒業。卒業時に矢田部賞を受賞。
昭和62年同大学大学院音楽研究科声楽専攻オペラコース修了。
平成元年二期会オペラスタジオ第32期を修了し、優秀賞および川崎静子賞を受賞。
平成2年文化庁オペラ研修所第7期生修了。同年文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリア・ミラノへ留学。
伯田好史、平野忠彦、布施隆治、V.ボッローニの諸氏に師事。

帰国後、平成4年5月二期会オペラ「ラ・ボエーム」のロドルフォで研修成果を披露する。同年9月二期会公演「こうもり」のアルフレードで出演、高い評価を得る。
平成5年3月の二期会初演の「シモン・ボッカネグラ」でもガブリエールを演じ、新人離れした歌唱と演技で好評を博した。

本財団助成による海外研修

平成6年1月から、イタリア・ミラノで研修。

これまでの主な受賞歴

1987第18回イタリア声楽コンコルソ テノール特賞
1989第20回イタリア声楽コンコルソ ミラノ大賞
1992第20回ジロー・オペラ賞 新人賞

海外研修成果発表のご紹介

福井 敬 オペラ新人賞研修帰国記念 テノール・リサイタル

1992年、二期会オペラ「ラ・ボエーム」のロドルフォでデビュー。”待望の本格的テノール登場”と注目される。以後、二期会内外の多数のオペラに出演し、いずれも高い評価を受ける。初演版「蝶々夫人」、歌舞伎演出「ポッペアの戴冠」など、話題の公演にも意欲的に取り組んでいる。この秋の、新国立劇場開場記念公演「ローエングリン」では、タイトル・ロールに抜擢されている。コンサート出演も数多く、声楽曲のソリストとして主要オーケストラからの出演依頼が殺到している。また本年4月より、東京芸術大学非常勤講師に就任、後進の指導にも熱心である。

日時平成9年6月16日(月)
開演19:00
場所紀尾井ホール
主催財団法人 五島記念文化財団
ピアノ谷池 重紬子

プログラム第1部

E.H.グリーグ君を愛す
A.スカルラッティガンジス河に陽はのぼり
A.ストラデッラ教会のアリア
J.マスネあなたの青い目を開け
G.フォーレ夢のあとに
F.P.トスティ別れの朝
F.リストペトラルカのソネット
私はこの地上で天使の姿を見た
祝福あれ、あの日、あの月、あの年に
平和が見つからず

プログラム第2部

G.プッチーニ偽りの忠告

歌劇「マノン・レスコー」より
『見たこともない美人』

太陽と愛

歌劇「ラ・ボエーム」より
『冷たき手』

大地と海

歌劇「西部の娘」より
『半年前に、父は死んだ』

死とは?

歌劇「トゥーランドット」より
『誰も寝てはならぬ』

関連情報