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平成11年度新人賞

矢田部 一弘 (やたべ かずひろ)

  • 所属:藤原歌劇団団員
  • 受賞対象:バス
  • 研修地:ローマ
  • 出身地:東京都出身 ローマ在住

受賞者プロフィール

プロフィールは受賞時の情報を掲載しております

平成2年国立音楽大学声楽科卒業。
平成4年昭和音楽大学声楽専攻科、平成6年国立音楽大学大学院オペラコース修了。
平成7年日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第14期生修了。
伯田好史、岡山広幸、砂川 稔、松本美和子の諸氏に師事。

大学院在学中に「魔笛」のザラストロでオペラデビュー。
平成7年イタリアへ渡り、国立ボローニャ高等音楽院で学び、声楽をクロード・ティオラス氏、音楽表現法をニノ・ボォナヴォロンタ氏、演技表現をマルチェッラ・ゴヴォーニ氏のもとで研修。
平成10年文化庁・藤原歌劇団公演「椿姫」のドゥフォール男爵、日生劇場公演「セビリアの理髪師」のドン・バジリオ、平成11年1月に藤原歌劇団公演「椿姫」の医師グランヴィルで出演し好評を博した。平成11年9月には新国立劇場公演「仮面舞踏会」にシルヴァーノで出演。

海外では、平成9年ドニゼッティ「ランメルモールのルチア」のライモンドでイタリアデビューを飾り、コンサートでもベートーヴェン「交響曲第9番」、ヴェルディ「レクイエム」 のソリストとして出演。

本財団助成による海外研修

再度ローマを拠点として研鑽を続け、レパートリーの拡大、コンクールやオーディションにも積極的に挑戦する。

これまでの主な受賞歴

1994第30回日伊声楽コンコルソ 入選
1997ジャコモ・ラウリ・ヴォルピ国際コンクール 入選

海外研修成果発表のご紹介

矢田部 一弘 オペラ新人賞研修帰国記念 バス・リサイタル

1998年に文化庁・藤原歌劇団公演「椿姫」のドゥフォール、日生劇場「セビリアの理髪師」のドン・バジリオ、99年1月に藤原歌劇団公演「椿姫」のグランヴィルで出演し好評を博した。2月には「ラ・ボエーム」の横須賀公演で急遽、N・ギャウロフの代役でコッリーネを歌い大役を果たし成功を収める。9月には新国立劇場公演「仮面舞踏会」にシルヴァーノで出演。近年は、新国立劇場や藤原歌劇団の「ルチア」のライモンド、「椿姫」のグランヴィル、「ドン・カルロ」の修道士などでオペラ出演が続き、2002年めぐろパーシモンホール・オープニングシリーズ「椿姫」でも高い評価を得る。本年は、新国立劇場「アラベッラ」のラモラル伯爵、藤原歌劇団「イタリアのトルコ人」のセリム、国立音楽大学「魔笛」のザラストロなどで出演が予定され、国内外で今後の活躍が期待されている。

日時平成15年5月31日(土)
開演18:00
場所浜離宮朝日ホール
主催財団法人 五島記念文化財団
ピアノ久邇 之宜

プログラム第1部

C.モンテヴェルディ歌劇「ポッペアの戴冠」より
『孤独こそ我が友』
C.F.ヘンデル歌劇「エジプトのジュリオ・チェーザレ」より
『お前は無慈悲な男だ』~『花よりも美しいその面影は』
W.A.モーツァルトコンサートアリア
『この美しい御手と瞳に』(K.612)
『私はあなたに別れを告げます、愛しい人よ、さようなら』(K.621a)
G.ロッシーニ歌劇「セミラーミデ」より
『そうだ、復讐してやろう』
V.ベッリーニ歌劇「夢遊病の女」より
『この満ち足りた土地には見覚えがある』

プログラム第2部

F.アレヴィ歌劇「ユダヤの女」より
『頑なな心と復讐心が』
M.ラヴェル「ドゥルシネア姫に寄するドン・キホーテの歌」
空想的な歌
叙事詩的な歌
酒の歌
G.ヴェルディ歌劇「ナブッコ」より
『神よ、あなたは預言者の唇に』

歌劇「ドン・カルロ」より
『彼女は私を愛したことがない』

関連情報