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平成8年度新人賞

幸泉 浩司 (こいずみ ひろし)

  • 受賞対象:舞台監督
  • 研修地:ニューヨーク/グラインドボーン
  • 出身地:鹿児島県鹿児島市

受賞者プロフィール

プロフィールは受賞時の情報を掲載しております

昭和57年専修大学経営学部卒業。

卒業後、音楽関係の仕事をするうちにオペラに強い関心を持ち、㈱ザ・スタッフで舞台監督助手として勉強を始める。昭和62年オペラ・スタッフを抱える㈱クリエイションの設立に参加し舞台監督としての研鑽を積む。
小栗哲家氏などに師事。
同年洗足学園オペラ「フィガロの結婚」で舞台監督デビュー。
平成2年よりフリーとなる。

平成5年5月メトロポリタン歌劇場日本公演、6月ボローニャ歌劇場日本公演で日本側舞台監督として参加。平成6年3月ヘネシーオペラ「トスカ」、11月鎌倉芸術館「撒羅米(さろめ)」、平成7年6月東京室内歌劇場「ヒロシマのオルフェ」、9月サイトウ・キネン・フェスティバル松本「道楽者のなりゆき」、11月日本楽劇協会のブラジル公演「夕鶴」で舞台監督を務めている。

最近は、「現在では未分化の、舞台機構上の技術監督と、ステージマネージャーとしての舞台監督が執り仕切る業務の分担化が行われるであろう」という視点に立って、海外オペラの日本公演の際に、より質の高い立場で日本側の舞台監督を務められるような研究をすることに強い関心を示している。

本財団助成による海外研修

平成8年10月から、ニューヨークや英国のグラインドボーンを始め、欧州各地のオペラ劇場で舞台進行の状況などを視察研究する。

海外研修成果発表のご紹介

幸泉 浩司 オペラ新人賞研修帰国記念 舞台監督

舞台は18世紀のトルコ、スペイン貴族の娘コンスタンツェは船旅の途上、海賊に襲われ、侍女のブロンデ、従僕のペドリロとともにトルコの太守セリムに売り払われて、宮殿で囚われの生活を送る身となった。

コンスタンツェに想いを寄せるセリムは、彼女の心が自分に傾くのをまっているものの、色よい返事を得られぬままに日々はすぎてゆく。しびれを切らし、明日こそ自分の妻になるよう求めたとき、恋人のベルモンテがコンスタンツェを救出しようと宮殿に侵入。夜陰に乗じて4人で逃走しようとするが…。

日時平成16年11月21日(日)
開演14:00
場所日生劇場
住所〒100-0008
東京都千代田区有楽町1-1-1
ホームページhttp://www.nissaytheatre.or.jp/
主催日生劇場[(財)ニッセイ文化振興財団]
協賛日本生命保険相互会社
助成日本芸術文化振興会芸術文化振興基金
財団法人ロームミュージックファンデーション
財団法人朝日新聞文化財団
財団法人五島記念文化財団
指揮広上淳一
演出高島勲

キャスト

セリム勝部演之
コンスタンツェ中嶋彰子
ブロンデ見角悠代
ベルモンテ小林大作
ペドリロ高野二郎
オスミン若林勉
合唱二期会合唱団
管弦楽読売日本交響楽団

スタッフ

装置横田あつみ
衣装桜井久美
照明木村博行
舞台監督幸泉浩司
ドラマトゥルグ山崎太郎
合唱指揮田中信昭
副指揮宮松重紀
大川修司
大井剛史
冨平恭平
コレペティトゥア伊藤美佐
服部容子
櫻井美和子
巻島佐絵子
演出助手澤田康子

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