平成19年度新人賞
※プロフィールは受賞時の情報を掲載しております
平成9年信州大学教育学部心理臨床科卒業。同大学音楽科声楽研究生を経て、平成13年日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第20期修了。
平成14年度文化庁新進芸術家国内研修員。
大城康宏、柴山昌宣、牧野正人、ジョルジョ・ロールミの諸氏に師事。
平成13年「イル・カンピエッロ」カヴァリエーレでオペラデビュー。その後、さいたまシティオペラ公演「修禅寺物語」の行親、日生劇場主催「カルメン」ズニガなどに出演。平成15年、日本オペラ協会に「美女と野獣」天邪鬼でデビューし、同年仙台オペラ協会公演「ラ・ボエーム」ショナール、オペラ彩・和光市文化振興公社主催「ドン・ジョヴァンニ」タイトルロール、さらに平成16年、日本オペラ団体連盟人材育成オペラ公演「ヘンゼルとグレーテル」ペーター、国民文化祭・ふくおか2004で「仮面舞踏会」シルヴァーノに出演し活動の場を広げている。その他「蝶々夫人」神官・ボンゾ、「愛の妙薬」ベルコーレ、「フィガロの結婚」伯爵、「カルメン」エスカミーリョ、「セヴィリアの理髪師」フィガロなどに出演。
平成16年には民音主催「第九」でソリストデビューを果たす。藤原歌劇団本公演へは平成16年5月「イル・カンピエッロ」アンゾレートでデビューを果たし、平成17年「チェネレントラ」アリドーロを好演、さらに同年「アドリアーナ・ルクヴルール」キノーと連続して出演しいずれも好評を得る。
平成18年度文化庁派遣芸術家在外研修員としてミラノへ留学、研修中はカーザ・ヴェルディを始めミラノ近郊でコンサートに多数出演、オペラでは「ラ・トラヴィアータ」ジェルモンを歌い好評を博す。
本財団の助成により本年6月から、北イタリアを中心にコンクール、オーデションに参加しながら研鑽を積む。イタリアベルカントオペラを主なレパートリーとして、より成熟した声と音楽性を追及していくなかで、ヴェルディ、プッチーニへとレパートリーを拡大してゆくために引き続きミラノで研修する予定。
1998 | 第7回日本クラシック音楽コンクール 全国大会入選 |
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この度、研修成果をリサイタルという形で発表することになりました。前半と後半の二部構成で、前半はピアノでの独唱をお届けします。イタリア歌曲とオペラアリアを演奏しますが、これまでの歌い手としての流れを追うような曲と、今これからの向かう方向を示す曲とを選んでみました。私、党主税という歌い手がどんな歌い手なのかすぐに分かっていただけるような選曲になっていると思います。後半はオペラ「スザンナの秘密」(原語上演・日本語字幕つき)を小さなオーケストラ付きで演奏します。演出は藤原歌劇団の研究生時代からの恩師である松本重孝先生にお願いし、指揮と前半のピアノは同級生でイタリア留学時代の仲間である仲田淳也くんにお願いしました。オーケストラはヴァイオリン・工藤ゆかりさん、チェロ・井尻兼人さん、フルート・宗方律さん、ピアノ・松本康子さんという素晴らしい方々をお迎えすることができました。
以前から私はリサイタルで一幕物のオペラを上演したいと思っていました。役を演じながら歌うほうが私自身も楽しいですし、会場に来られたお客様も楽しんでいただくことができるだろうと思っているからです。今回は最高の形でオペラ「スザンナの秘密」をご紹介する機会に恵まれました。ご期待ください!
また、今回のリサイタルでは「過去・今・未来」という香りが漂うものにしたいと思っています。大きく考えるとクラシック音楽というのは「過去」の作品を「今」楽しみ、「未来」に語り継いだり、糧としたりするものだと思いますが、今回は全く個人的にも私の歌い手としての紆余曲折の「過去」があって、「今」があり、「未来」を想像させる・・・。そんな意味も込めたリサイタルになればいいなと思います。
劇場でお会いするのを楽しみにしています、どうぞよろしくお願いいたします!
党 主税
日時 | 2018年1月20日(土) |
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開演 | 18:30 |
場所 | トッパンホール |
ピアノ・指揮 | 仲田淳也 |
演出 | 松本重孝 |
オーケストラ | Vn.工藤ゆかり、Vc.井尻兼人、Fl.宗像律、Pf.松本康子 |
主催 | 公益財団法人五島記念文化財団 |
後援 | 公益財団法人日本オペラ振興会藤原歌劇団 |
マネジメント | 公益財団法人日本オペラ振興会 |
料金 | 全指定席:一般 5,000円 ペア席 9,000円 学生 1,500円 |
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チケット取扱い お問い合わせ | 日本オペラ振興会チケットセンター Tel:03-6721-0874 |
トッパンホールチケットセンター Tel:03-5840-2222 |