平成7年度新人賞
※プロフィールは受賞時の情報を掲載しております
東京芸術大学声楽科卒業。二期会オペラスタジオ第34期修了。
文化庁オペラ研修所第8期生として2年間研鑽を積む。
サンフランシスコ歌劇場オペラ・マスター・クラスで研修。さらに、文化庁派遣芸術家在外研修員としてドイツ・シュツゥットガルト音楽大学へ留学。
戸田敏子、岡部多喜子、フランス・シマール女史の各氏に師事。
平成5年、6年にグスタフ・クーン・オペラ・アカデミーでレッスンを受け、平成7年2月には、ミラノとボローニャで新人の登竜門として知られるラインスベルク音楽祭に、R.シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」(グスタフ・クーン氏指揮・演出)のツェルビネッタで出演、一躍注目の人となった。
レパートリーは、「ランメルモールのルチア」のルチア、「ラ・ボエーム」のミミ、ムゼッタ、「カルメン」のミカエラ、「フィガロの結婚」のスザンナ、伯爵夫人、「コシ・ファン・トゥッテ」のフィオルデリージなどのレッジェーロからリリコまで多彩な役をこなしている。
若い芸術家に必要とされる旺盛さに加え、持ち前の明るい性格と研究熱心な性格で、自分の声と役柄を長期的な視野で見つめて着実に勉強しており、その将来性が期待されている。
平成7年5月から、ドイツ・ベルリンで研修。
1995 | ソニア・ノルウェー女王記念コンクール 優勝 |
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1993~94年にグスタフ・クーン・オペラ・アカデミーでレッスンを受け、95年には、新人の登竜門として知られるラインスベルク音楽祭に、C.ティーレマン指揮、R.シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」のツェルビネッタで出演、一躍注目の人となった。同年、ソニア・ノルウェー女王記念第3回国際音楽コンクール優勝。以降、ヨーロッパを中心に「リゴレット」のジルダ、「ファルスタッフ」のナンネッタ、「ドン・パスクワーレ」のノリーナ、「ランスへの旅」のコリンナ等、多くのオペラに出演し、T.コープマン、G.クーン、A.ゼッタらと共演している。
日時 | 平成11年6月2日(水) |
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開演 | 19:00 |
場所 | 紀尾井ホール |
主催 | 財団法人 五島記念文化財団 |
マネジメント | 梶本音楽事務所 |
ピアノ | ジークムント・イェルセット 松川儒(R.シュトラウスのオペラのみ) |
R.シュトラウス | ブレンターノの詩による6つの歌 op.68より 夜に 私は花束を編むつもりだった あなたの歌が私の心に響いたとき アモール |
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V.ウルマン | 5つの愛の歌より あなたの魅力の根源は ピアノにて 嵐の歌 生み出す時はいつも 美しい手よ |
R.シュトラウス | 楽劇「アラベス」op.79より |
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第1幕 | アラベスとズデンカの二重唱 『私の心には愛の言葉がいくらでもある』 アラベラ:森野 由み ズデンカ:天羽 明惠 楽劇「バラの騎士」op.59より |
第2幕 | オクタヴィアンとゾフィーの二重唱 『気高くも美しい花嫁に』 |
第3幕 | オクタヴィアン、マルシャリン、ゾフィーの三重唱 『マリー・テレーズ~私が誓ったことは』 オクタヴィアン:井坂 惠 マルシャリン:森野 由み ゾフィー:天羽明惠 楽劇「ナクソス島のアリアドネ」op.60より ツェルビネッタのアリア「偉大なる王女様」 ツェルビネッタ:天羽明惠 |