平成23年度新人賞
※プロフィールは受賞時の情報を掲載しております
東京芸術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。
日用品をナフタリンでかたどったオブジェや、塩を使ったインスタレーションなど、気配の痕跡を用いて時を視覚化する作品で注目を集める。
近年の主な展覧会は平成20年、釜山ビエンナーレ(韓国)「第3回シセイドウ アートエッグ 宮永愛子展」資生堂ギャラリー(東京)。平成21年「アーティスト・ファイル2009」国立新美術館(東京)。平成22年、パリ日本文化会館において二人展 「ドゥーブル・リュミエール:宮永愛子&関根直子」を開催。あいちトリエンナーレでは、都市に流れる川の記憶をインスタレーションとして発表した。また本年4月には、ミヅマアートギャラリー(東京)にて個展を予定している。
宮永の作品は展示期間中に少しずつ変化することで知られる。常温で昇華するナフタリンを使った日用品のオブジェは、代表的なイメージのひとつ。ナフタリンのオブジェは時の経過により昇華し形を変えていくが、ナフタリンはケースの中で再結晶し存在を続ける。世界は二進法的に存在と消失で構成されるのではなく、かりそめの形を変えながら存在し続けるこの世界を、変化という時の痕跡が象徴し提示する。
本年8月からアメリカを拠点に中南米などに滞在し、その文化に触れ文化発祥を比較検証する。生まれ育った日本からみた地球の裏側、まだ見ぬ世界を訪れることで、自分自身の世界観を客観視し再構築する。また、その場所で新しい制作プロジェクトをはじめ、さらなる飛躍を目指す。
2008 | 第3回シセイドウアートエッグ shiseido art egg賞 |
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宮永の作品は展示期間中に少しずつ変化することで知られる。常温で昇華するナフタリンを使った日用品のオブジェは、代表的なイメージのひとつ。ナフタリンのオブジェは時の経過により昇華し形を変えていくが、ナフタリンはケースの中で再結晶し存在を続ける。世界は二進法的に存在と消失で構成されるのではなく、かりそめの形を変えながら存在し続けるこの世界を、変化という時の痕跡が象徴し提示する。
日時 | 平成25年6月12日(水) ~ 8月3日(土)11時~19時 オープニングレセプション:6月12日(水)18時~20時 日・月・祝 休廊 |
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場所 | MIZUMA ART GALLERY(東京) |