多摩川およびその流域の環境保全・改善の礎となる活動や研究を支援します。
1974年(昭和49年)-当時の多摩川は、高度経済成長に伴う急激な人口集中によって、水質汚染が深刻な問題となっていました。東京急行電鉄株式会社(現 東急株式会社)の五島 昇社長(当時)は、東急の事業地域の中心を流れる多摩川流域の環境浄化を図ることが企業としての重大な責務であると考え、多摩川の水質調査・研究者への研究費助成を行う「とうきゅう環境浄化財団」を設立しました。
その後、多摩川の水質は徐々に改善し、1980年代には、ほぼ以前の清流を取り戻しました。その後、財団は「とうきゅう環境財団」と改称し、水質に関するものだけでなく、多摩川流域の環境保全・改善に関する研究等に対して幅広く助成することとしました。
当財団では、とうきゅう環境財団の事業を引き継ぎ、さまざまな事業を行っています。
これからの多摩川およびその流域の環境保全・改善の礎となる活動や研究を支援します。
本助成が、多摩川から考える持続可能な環境共生型社会の実現に向けた活動や研究の増進ならびに次世代育成に寄与するとともに、そこでの成果や気付きが広く市民に共有され、美しい生活環境の創造につながっていくことを期待しています。
この副読本は、さまざまな生き物を育み、流域の人々に恵みをもたらしてくれる「多摩川」に対し、子どもたちが知識と親近感を持つことを目的に、小学校での授業や課外活動で使用することを想定して制作しました。
2024年度は、多摩川流域の小学校95校に8,183部を配布しました。
1974年設立の「とうきゅう環境浄化財団」の時代から、50年という長きにわたり行ってきた助成や活動をご紹介します。