Report Detail - 「研究集会「ヒトが住みはじめたころの関東地方」―南関東最古の旧石器時代遺跡を求めて―」
東日本大震災の影響により開催中止となりました研究集会「ヒトがすみはじめたころの関東地方」を、下記により再開することとなりましたので御案内させていただきます。
・開催主旨
本研究は、とうきゅう環境財団より、研究課題「多摩川流域における後期洪積世初頭の人類文化の成立と地形環境について」として2009年度、2010年度の研究助成を受けて進めてまいりました。多摩川は約10万年以前には多摩丘陵から相模野台地にかけて流路があった時代もあり、同じような条件にもとづく地形形成、地形環境があった相模野地域へも研究の対象範囲を広げて、立川ローム層下部にある石器群についての諸問題について、実際の遺跡の調査成果を掘り下げながら、考古学、自然科学からの学際的検討することを目的としています。
・主催
「多摩川流域における後期洪積世初頭の人類文化の成立と地形環境を考える研究会
比田井民子 鈴木次郎 上條朝宏 畠中俊明
・開催場所
相模原市立博物館大会議室(地階)
・開催日時
平成23年6月5日(日) 9:30受付 9:45開始
第1部 立川ローム下部の遺跡とは
1 ヒトが住みはじめたころの相模野台地 鈴木次郎
2 相模野で最も古い石器群―吉岡遺跡群D区BB5層― 砂田佳弘
3 津久井城跡馬込地区における大形石斧の石器文化 畠中俊明
4 武蔵国分寺跡関連遺跡・武蔵台遺跡のⅩそう石器群 伊藤健
5 武蔵野台地の立川ローム層最下部遺跡群の成立 比田井民子
コメント 諏訪間順
第2部 遺跡をめぐる環境
1 相模原と武蔵野台地の立川ローム最下層をめぐって 上條朝宏
2 ローム層(火山灰土層)の植物珪酸体記録からみた古環境 佐瀬 隆
3 津久井城跡馬込地区のOSL年代測定の試み 下岡順直
コメント 細野衛
第3部 関東地方の立川ローム層下部石器群の再編に向けて
1 南関東地方の最古の石器群の課題 白石浩之
2 最古の石器群の石器製作 小菅将夫
3 立川ローム層下部の縦長剥片、石刃について 大塚宣明
4 遺跡からみる特性-環状ユニット(ブロック群)の形成
橋本勝雄
総評 安蒜政雄
閉会 16:40
共催:相模原市教育委員会
後援: 公益財団法人とうきゅう環境財団 日本旧石器学会 日本第四紀学会
・その他連絡事項
1 入場は無料です。
2 どなたでも参加できますが、会場の都合、先着150名とさせていただきます。
3 資料を必要な方は当日、有償にて頒布させていただきます。
4 問い合わせ先
事務局 比田井民子 携帯 090-6163-5025
ファックス 03–5478–0869
相模原市博物館では会の問合せに対応はいたしませんので、連絡は事務局のほうにお願いいたします。
5 当日の昼食は周辺に食堂が少ないため、持参するか最寄の淵野辺駅周辺のコンビニ等で用意をお願いいたします。
6 宿泊を必要とされる方はJR横浜線橋本駅、町田駅周辺に宿泊施設がありますので、各自で手配をお願いいたします。
7 発表内容、発表順、発表者等に多少の変更がある可能性がありますので、よろしくお願いいたします。
8 主な交通案内
車 国道16号線「共和4丁目」交差点を西へ500m
無料駐車場95台(障害者用4台分含む)、大型バス4台可(バスは要予約)
主な公共交通機関
JR横浜線 淵野辺駅南口から
【徒歩】20分【バス】神奈中バスで淵野辺駅南口(2番乗り場)から青葉循環(博物館廻り淵野辺駅南口行)(淵37系統)か青葉循環(共和廻り淵野辺駅南口行)(淵36系統)
市立博物館
〒252-0221相模原市中央区高根3-1-15