Report Detail - 「奥多摩VCボランティア会だより 2011年7月」
「奥多摩さかな養殖センター」は海沢と入川の2か所にあります。今回見学したのは海沢飼育地です。JR青梅線奥多摩駅より徒歩で約40分の数馬渓谷への入口にあります。周辺には、清流と渓谷美が満喫できる多摩川や緑豊かな里山風景が広がり、魚の養殖に最適な環境ということが実感できます。ここではシャケ科のニジマス(虹鱒)、ヤマメ(山女魚)、イワナ(岩魚)を養殖しています。渓流釣りをされる皆さんが、奥多摩で釣る魚の多くはここで育ち、河川漁協を通して放流されたものです。これらのなかで現在売り出し中のものが、「奥多摩ヤマメ」です。渓流の女王と呼ばれるヤマメをバイオテクノロジーで3倍体化したものです。通常のヤマメは生後2年ほどで産卵して死んでしまいますが、「奥多摩ヤマメ」は4~5年まで生育するので2Kg程の大型魚に成長します。刺身、寿司、ムニエル等幅広い料理で美味しく食べることが出来ます。
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