奥多摩湖「みはらしの丘」自然観察ハイキング実施報告 実施日 平成24年 4月28日(土)
奥多摩湖は、都民の大切な水道水を確保する為の小河内ダムによってできた人造湖です。「みはらしの丘」は広大な水源林の中に、東京都水道局が「水源地ふれあいのみち」として整備した、奥多摩湖を眼下に四季折々の眺望を楽しむことができる散策路です。この時期は都市部より一足遅い桜が満開となり、萌黄色に染まった山々に鮮やかな彩を添えていました。青く満々と湛えられた水も都民の使用する2割弱と聞き、驚きとため息とがもれました。大切な水道水を安定供給するダムの重要な役割と、それが多くの人々の努力と管理によって守られていることを実感してもらいました。また、水源林は自然の宝庫でもあり、ヤマザクラ、ミツバツツジ等の花木やスミレ類と多くの山野草が観察できました。野生動物の痕跡も随所にみられ、幸運にもニホンカモシカが近くに現れて、我々を観察するが如く“じ~”と見つめる姿にみんなが興奮状態でした。ハイキングとしては距離が少し短めであったが、眺望と自然観察は楽しめた行事でした。 (報告者 吉田 武久)
歩いた場所の全景 |
サクラの回廊を歩く |
ヘビに興味深々の子供達 |
奥多摩湖と色とりどりの芽吹き |
カモシカに出会う |
奥多摩湖岸で一息入れる参加者 |