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学術研究成果リスト

学術研究詳細

研究課題

近代多摩川と皇室

学術研究 No.328
代表研究者 吉岡 拓
所属(当時) 恵泉女学園大学 人文学部 特任助教
研究内容要約

本研究課題では、明治15年(1882)に連光寺村およびその周辺地域に天皇の猟場「連光寺村御猟場」が設置されたことを契機に、同御猟場内およびその周辺地域の多摩川沿岸で実施された天皇・皇族・宮内省関係者による鮎漁の実態と、その鮎漁の歴史が昭和戦前期にこの地域が「聖蹟」とされていくことの関連性について検討を行った。具体的には、多摩市教育委員会保管の「富澤家文書」、国文学研究資料館所蔵の「富澤家文書」、宮内庁宮内公文書館所蔵の「猟場録」「特殊狩猟録」「例規録」「山口正定日記」を主に分析し、それを東京大学史料編纂所、東京都公文書館の所蔵史料で補いながら調査・研究を行った。

研究の結果、天皇・皇族・宮内省関係者による鮎漁の実態について、極めて詳細にあきらかにすることができた。また、多摩地域の「聖蹟」化の過程において、この鮎漁の歴史が地元住民の間で盛んに宣伝されている事実も一定程度確認できた。


共同研究者

清水 裕介

宮間 純一


研究全文