環境

学術研究成果リスト

学術研究詳細

研究課題

河川環境の特性を活かしたカワラノギクと礫河原生態系の再生手法の開発

学術研究 No.319
代表研究者 倉本 宣
所属(当時) 明治大学農学部 教授
研究内容要約

礫河原の減少は多くの河川でみられ、礫河原は樹林や大型多年草の草原に変化している。多摩川では、礫河原は中流の羽村から溝ノ口までみられ、1960年代まで広くみられた。礫河原生態系は、カワラノギクとカワラニガナという先駆性の植物と、カワラヨモギとカワラサイコという遷移の後期に出現する植物で特徴付けられる。昆虫では、カワラバッタとカワラエンマコオロギが、野鳥ではイカルチドリとコアジサシが特徴的である。2010年代になって、河川敷に植栽されたカワラノギクが逸出して、半野生化している場所が複数見つかった。逸出個体群を含むメタ個体群の動態の解明を行うことは、カワラノギクだけでなく、礫河原生態系の再生にも貢献しうるものである。あわせて、礫河原再生工事が鬼怒川、相模川、天竜川で行われているので、比較のために簡便な調査を行って、多摩川の事例と比較する。多摩川中流を特徴付けた礫河原生態系とその礫河原生態系のシンボルであるカワラノギクの再生手法の解明を本研究の目的とする。


共同研究者
研究全文