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学術研究成果リスト

学術研究詳細

研究課題

多摩川水域における放射性同位体分布状況調査およびその地形との関連探究

学術研究 No.316
代表研究者 井上 浩義
所属(当時) 慶應義塾大学医学部化学教室 教授
研究内容要約

本研究では多摩川における放射性同位元素の堆積を最上流から最下流まで6地点について調査した。1地点については2~6箇所でサンプリングを行った。この結果、すべての地点で、放射能および空間線量率はバックグラウンドレベルであった。また、土壌サンプルにおける測定はNaI(Tl)シンチレーション検出器で測定した。その結果、天然放射性同位元素であるカリウム-40はすべての地点で同等であった。また、人工放射性同位元素であるセシウム-134および137の存在が確認され、上流ほど大きく下流に行くほど減少した。一方、ヨウ素-131も各地点で観測されたが、短半減期であり、また、人の居住地域外からも見つかったことから医療起源とも考えることができず、現在、ゲルマニウム半導体式検出器で再測定を行っている。なお、ストロンチウム-90は検出されなかった。また、これらの研究結果について、市民公開講座や高校生科学教育を実施した。その結果、2014年11月8日に高校生たちはJST主催・グローバルサイエンスキャンパス・次世代科学者育成プログラム「平成26年度全国受講生研究発表会」で優秀賞を得た。


共同研究者

久保田真理 慶應義塾大学医学部 専任講師

東元祐一郎 久留米大学医学部 准教授


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