環境

学術研究成果リスト

学術研究詳細

研究課題

多摩川上流域に生息するニホンジカの遺伝構造・遺伝的多様性の評価

学術研究 No.327
代表研究者 溝口 康
所属(当時) 明治大学 准教授
研究内容要約

多摩川上流域は、関東山地を水源地としており、その周辺域にはニホンジカ(Cervus nippon)が生息している。本研究は、それら周辺域に生息しているシカの遺伝特性及びその多様性を明らかにすることにより、「シカ管理計画」の策定に貢献することを目的とした。解析サンプルは、東京・神奈川・埼玉・長野・山梨・栃木・愛知より採取した。解析対象DNA多型領域は、ミトコンドリアDNA内のD-loop領域・チトクロムb遺伝子および核DNAに存在している10座位のマイクロサテライトマーカーを用いた。その結果、強い地域ごとの遺伝特性は示さず、ヘテロ接合度も0.5〜0.6と中程度の多様度を示した。しかしながら、神奈川県と他地域の遺伝構造が異なっていた。これは、丹沢山地における1950年代の乱獲によるボトルネックが生じたためと考察した。


共同研究者

新井 一司 東京都農林総合研究センター

畑 尚子 東京都農林総合研究センター

小西 清夏 明治大学大学院 学生

松田 彩友美 明治大学 学生


研究全文