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学術研究成果リスト

学術研究詳細

研究課題

多摩川の河口干潟における珪藻の種多様性と群集ダイナミクスの解明

学術研究 No.335
代表研究者 真山茂樹
所属(当時) 東京学芸大学教育学部 教授
研究内容要約

2016年6月から2017年8 月にわたり、多摩川河口域における5地点において付着珪藻フロラを調べ、その群集構造と環境要因の関係を明らかにした。調査した試料は群集を構成す る種の相違により3つのクラスターに分類されたが、珪藻種の出現には塩分(最大伝導率)、水温(最高温度)および底質粒度(粗粒割合)が関わっていた。また、採集地点から単離し た14珪藻を様々な塩分で培養し、それぞれの種の最適塩分と適応塩分を調べた。培養実験の結果は、それぞれの種のフィールドにおける分布状況を支持するものであった。さらに、多摩川河口干潟に出現した珪藻種を、東京湾を挟み対岸に位置する千葉県の前浜干潟(盤洲 干潟の金田地区)のフロラと比較した。それぞれの干潟で記録された珪藻は295および286分類群であったが、共通して出現した珪藻は76分類群しかなかった。多摩川河口干潟に出 現した珪藻種は6割が汽水種と考えられる一方、前浜干潟では6割が海産種であると考え らえた。


共同研究者

田口芳彦

野村洸真


研究全文