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学術研究詳細

研究課題

多摩川における絶滅危惧Ⅰ類アサクサノリの生育特性、繁殖特性および保全対策

学術研究 No.306
代表研究者 嶌田 智
所属(当時) お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科 准教授
研究内容要約

紅藻アサクサノリは日本で絶滅危惧I類に指定されている。本種は養殖種スサビノリと形態学的にも生理学的にも類似している。本研究では,まずアサクサノリと思われる17都県46地域165個体からrbcL遺伝子およびITS1領域の塩基配列データおよびARP4遺伝子によるPCR-RFLPによりアサクサノリ,スサビノリおよびアサクサノリ-スサビノリ交雑体を確認した。その結果,アサクサノリの38生育場所(新規8地域)を明らかにした。次に,3つのマイクロサテライト(SSRs)マーカー(Pye13,Pye41,Pye53)について遺伝子型を決定した。STRUCTURE解析では4クラスター,POPULATION解析では3つのクレードが検出された。クラスター1はG1と同じく長崎県および熊本県からなり,他の地域のものとかけ離れた。クラスター2はG2と同じく関東から東北地域にみられた。クラスター3, 4はG3と同じであったが,地域的なまとまりはみられなかった。

共同研究者
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