環境

学術研究成果リスト

学術研究詳細

研究課題

多孔性セラミックスと活性炭を用いた非電化フィルターによる多摩川河川水の減菌と飲料化の研究

学術研究 No.317
代表研究者 今田 千秋
所属(当時) 東京海洋大学大学院 教授
研究内容要約

多摩川の中〜下流域まで6地点の河川水を採取し水質を測定した結果,微生物数と亜硝酸態窒素濃度が高く飲用化は難しいと考えざるを得なかった為、災害時の洗濯・トイレ・風呂等用の水として浴場水の水質を目標とした。大都市部を流れ水量が豊富な多摩水道橋下の河川水を試験水として選択した。まず、採水現場で濾過(1μm)を行い,実験室に持ち帰り,多孔性セラミックス(CR)と粒状活性炭(AC)とを混合した濾材(CR+AC)へ通水実験を行った。CR+ACのみでは目標達成が難しかった為、細菌に損傷を与える方法として,過酸化水素で前処理してCRと銀添着活性炭AC(Ag)の混合物(CR+AC(Ag))で処理した。その結果,一般細菌数,大腸菌検出,亜硝酸態窒素において水道水質基準を満たしたが,従属栄養細菌数が多く飲用には不適であったが,洗濯やトイレ等の雑用水には問題無いと考えられる。また、浴場水質基準にある大腸菌群が検出された為,何らかの方法で大腸菌群を滅菌すれば風呂用水を得ることが可能であると示唆された。また、携帯発電機電源を使用すれば1日当たり約1,000 人分の雑用水を得られる方法を考案した。


共同研究者

寺原 猛  東京海洋大学 助教・分子生物学

鈴木 誠治 東京海洋大学 共同研究員・環境有機化学


研究全文