文化・芸術

五島記念文化賞

五島記念文化賞 (平成13年度新人賞)

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加藤 美佳 かとう みか

洋画 三重県出身

下記プロフィールは受賞時の情報を掲載しております

愛知県立芸術大学美術学部油画専攻卒業。同大学院美術研究科修了。
大学で櫃田伸也氏に師事し、古典から現代へと至るさまざまな技術表現の
中からリアリズム絵画の有り様について学ぶ。

大学院在学中に、小山登美夫ギャラリー(東京・江東区)で初個展を開催。
作品は、クローズアップされた少女の顔を、巨大なカンヴァスに油絵具で描いたもので、まず、大理石粘土や毛髪、ガラスアイなどを素材として、自ら少女の人形を半年程度かけて制作し、それを最適な光や構図で撮影した後、カンヴァスにトレースしディテールを吟味しながら作品に仕上げていく。

素材は絵画下地に白亜を使ったり、オイルを精製したりと古典的であるが、描画の技法は指を使ったり、筆にたっぷりつけた色とりどりの絵具をはじいたりと、独自のテクニックを駆使する。眉毛や睫毛の一本一本までエネルギーを使って、丹精込めて描かれた作品は「強い絵」に仕上げられる。そうして表現された少女像は、スーパーリアリズム的であるにもかかわらず、どこか詩情漂う柔らかで明るい空気に包まれている。
人形の制作から作品の完成までに1年ぐらいを要する。

本財団助成による海外研修

人物の顔という、いたってシンプルな対象の表現を追求するために、さまざまな人種の顔立ちと、彼らが実際に生活している¨さま¨をつぶさに観察できる場所を求めて、平成14年3月より東南アジア、ヨーロッパで研修を行う。

平成13年度五島記念文化賞

名前をクリックするとプロフィールが御覧頂けます。

部門名前受賞対象所属(受賞時)研修地
オペラ林 正子ソプラノ二期会会員ジュネーブ
オペラ泉 良平バリトン二期会会員ミラノ
美術加藤 美佳洋画 東南アジア・ヨーロッパ

加藤 美佳  美術新人賞研修帰国記念 洋画

加藤 美佳 の成果発表の模様はこちらをクリック

加藤 美佳 美術新人賞研修帰国記念 洋画の模様

加藤 美佳 美術新人賞研修帰国記念
開催日時平成18年12月16日(土)~ 平成19年1月20日(土)
開廊時間12:00 ~ 19:00
休廊日日月祝休
場所小山登美夫ギャラリー
住所〒135-0024
東京都江東区清澄1-3-2-7F
電話03-3642-4090
ホームページhttp://www.tomiokoyamagallery.com/
助成財団法人 五島記念文化財団

 

平成18年度 海外研修成果発表のご紹介

園田隆一郎(オペラ) 指揮
日時平成19年1月26日(金)~1月28日(日)
場所Bunkamura オーチャードホール
岩田達宗(オペラ) 演出
日時平成19年1月26日(金)~1月28日(日)
場所Bunkamura オーチャードホール
加藤美佳(美術) 洋画
日時平成18年 12月16日(土)~1月20日(土)
場所小山登美夫ギャラリー
清野圭一(美術) 日本画
日時平成18年 6月30日(金)~7月9日(日)
場所Bunkamura Gallery
田端綾子(美術) 現代美術
日時平成18年 6月3日(土)~8月27日(日)
場所原美術館 (※オープニングパーティー 6月2日)